婚活女性が男性に求める年収条件は500万以上?条件が下げられない女性の婚活戦略

対象:女性向け

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

更新日:/公開日:2018年12月09日

年収条件が下げられない女性の婚活戦略

ゆーけー(水間雄紀)
この記事の監修者
ゆーけー(水間雄紀)
婚活、恋活、マッチングアプリのプロ。ライターとしては婚活・恋活を専門分野とし、執筆数は400を超える。

婚活において男性に求める条件のうち、「年収が一番重要」と考えている女性は決して少なくないはずです。

たしかに、年収が低いと結婚生活が苦しくなりますし、共働きを余儀無くされるため、専業主婦になりたいと考えている女性にとっては特に重要視している項目ではないでしょうか。

実際に男性の平均年収はどれくらいで、平均を超える年収を手にできるのはどの職業なのかについて見ていきます。

あわせて、どうしても年収を条件から外せないと思っている女性に向けて、婚活戦略を4つご紹介しますのでぜひそちらも参考にしてください。

婚活女性が男性に求める条件とは?女性が考える「理想の男性」

婚活女性が男性に求める条件には、以下のようなものがあります。

  • 年収
  • 価値観が合うかどうか
  • 居心地が良いと感じるかどうか
  • ルックス
  • 性格が合う

このうちゆずれない条件として上げる方が多いのはやはり「年収」です。

では婚活女性は男性に対して、具体的にいくらぐらい年収があったら結婚したいと思っているのでしょうか?

まず、転職サイト「doda」で行ったアンケート結果をご覧ください。

相手に求める年収

参照元:「パートナーに期待する年収」調査|ウーマン・キャリア

  • 500〜600万円未満・・・20%
  • 400〜500万円未満・・・17%
  • 600〜700万円未満・・・15%

上記の数字を見ると、500〜600万円くらいの年収を男性に求めている女性が多いとわかります。

では次に、「with online」で行ったアンケートの結果を見ていきます。

相手に求める年収

参照元:アラサー未婚女子が結婚相手に求める「最低」年収 実録-with online

  • 500万円代・・・27%
  • 600〜700万円代・・・18%
  • 300万円代・・・16%

こちらも500万円代が最低年収と考えている女性が多いとの結果となっていますから、dodaで実施したアンケート結果とほぼ同じです。

では最後に、「O-net」で行ったアンケートの結果を見ていきましょう。

結婚相手に求める最低年収はどれぐらい?

参照元:アラサー未婚女子が結婚相手に求める「最低」年収 実録-with online

結婚相手に求める理想の年収(30代)

  • 400〜500万円未満・・・21.8%
  • 500〜600万円未満・・・19.7%
  • 300〜400万円未満・・・12.4%

こちらも2つのアンケート結果と同じく、400〜500万円くらいの年収がある男性を求めているという結果になっています。

3つのアンケートにより、婚活女性は男性に対して最低でも年収500万円くらいは稼いで欲しいと望んでいることが判明しました。

男性の平均年収はいくら?リアルな「普通の男性」

実際の男性の平均年収はいくらぐらいなのでしょうか?

2019年9月~2020年8月の1年間に、DODAエージェントサービスに登録した人のデータを元にした正社員男性の平均年収は以下になります。

年代 男性の平均年収
20代 371万円
30代 484万円
40代 573万円
50代以上 661万円

参照元:平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収)- doda

上記の数字を見てわかる通り、500万円以上の年収を獲得しているのは40代以上の男性なのです。

おそらく「年収500万円代の男性と結婚したい!」と考えている女性の多くが、20〜30代の男性に500万円以上の年収を求めているでしょうから、理想と現実に差があるとわかります。

ではなぜ20〜30代の男性の平均年収が500万円を超えていないのでしょうか。

それは職業と勤続年収が関係しています。

一口に職業と言ってもいろいろな種類がありますが、大部分を閉めているのが「サラリーマン」です。

一般的なサラリーマンは年収300万円程度からスタートし、勤続年数が長くなるほど昇給などによって年収が上がっていきます。

そのため、まだサラリーマンとして働き始めてそこまで長い年数ではない20〜30代は500万円以上の年収を得られず、勤続年数の長い40代以上の男性が年収500万円以上を獲得しているというわけです。

年収500万円の男性の割合は?

もちろん、先ほどの数字はあくまでも平均的なものですから、40代以上でないと絶対に年収500万円以上にはならないというわけではありません。

しかし、割合的に見ると年収500万円を手にできる男性はそう多くないことが、「結婚相談所比較ネット」が実施した以下のアンケート結果からわかっています。

年収500万円の割合

引用元:結婚相談所比較ネット

このように、20代ではわずか約9%、平均では年収500万円をこえていた40代以上の男性でも、割合で見れば20%にも満たないのです。

年収500万円以上の男性をターゲットにするということは、この少ない数字の世界で戦うということになります。

競争率が激しいことは目に見えていますから、婚活が成功する確率は低く、狭き門であるとわかるはずです。

20代、30代で年収500万円を超える職業とは?

20代、30代で年収500万円を超える人の割合はとても低いのが現状ですが、一体どんな人が手に入れられているのかは気になるところでしょう。

サラリーマンの場合、営業成績が飛び抜けて良い人であれば、20〜30代でも500万円以上の年収がもらえる可能性があります。

また、20〜30代で管理職についている人も平均よりは多い年収となるでしょう。

サラリーマン以外だと、資格が必要な社労士や管理栄養士、薬剤師、その他に自衛隊員や教師なども年収500万円を超えるケースが多い職業です。

もし20〜30代で年収500万円以上の男性と結婚したいと強く思うのなら、相手の職業に注目して婚活を進めると良いかもしれません。

年収500万円でゆとりのある結婚生活が送れる?年収500万の生活実態

年収500万円の男性と結婚して専業主婦になった場合に、どれぐらいの生活レベルになるか把握していない女性は多いでしょう。

ここからは年収500万円だとどの程度の結婚生活が送れるかについて解説していきます。

年収500万円の手取りっていくら?

年収500万円の場合、手取りは約400万円程度になる計算です。

手取りが400万円でボーナスが年2回の給与2か月分の場合、以下のような計算になります。

4,000,000÷16カ月=250,000
月収(手取り):250,000円
ボーナス(手取り):1,000,000円(500,000円×2回)

会社によっては家賃補助がついたり、交通費が含まれることがあります。

年収500万円の男性との結婚生活

それでは年収500万円男性と結婚した場合の生活費をシミュレーションしてみましょう。

今回は結婚式や新婚旅行などの特別な出費は除外しています。

単純に結婚生活する場合でどれぐらいのコストがかかるのか計算していきます。

まずは結婚生活をするための費用です。

結婚生活をするためには、引越し費用・敷金・礼金・家賃・家具・家電・消耗品などの費用がかかってきます。

一般的に結婚生活で必要な費用は約100万円程度といわれています。

これはあくまで家具や家電をすべて新調した場合の費用で、以前使っていた家具や家電を持ってくる場合は必要な費用が少なくなります。

次は、1ヶ月の生活費です。

生活費では食費・光熱費・通信費・被服代・交際費・保険料などがかかってきます。

ブライダル総研が行った調査を基に夫婦の1ヶ月にかかる生活費の内訳を作成してみます。

  • 家賃:8~9万円
  • 食費:3~4万円
  • 光熱費・通信費:3~3万5千円
  • 被服費:1~2万円
  • 交際費:1~2万円
  • 保険料:2~2万5千円
  • 合計:18~23万円

これはあくまで平均値なので、住んでいる地域や状況によって金額は変動します。

年収500万円の男性と結婚すれば生活にそこまでゆとりはありませんが、毎月の給与だけで生活できるので、女性は専業主婦になっても生活は可能です。

子供ができると共働きは必須

夫婦だけでは生活できますが、子供ができるとそうはいってられません。

内閣府の「インターネットによる子育て費用の調査」によると、0歳児でも年間100万円程度の費用がかかってきます。

年収500万円の場合はボーナス丸ごとが子育てで消えてしまうのです。

「出産育児一時金」などの制度もあるので、子供ができたからといっていきなり生活が困窮するわけではありません。

しかし、そのままの状態が続くとまちがいなく生活が困窮してしまうので、節約して生活コストを切り詰めるか、女性も働いて世帯収入を上げる必要があります。

年収500万円の男性と結婚すれば子供ができるまでは専業主婦で過ごし、子供ができたら共働きすれば問題なく生活が送ることができます。

年収条件が下げれない女性の婚活戦略

ここまでお読みになれば年収が高ければ高いほど、女性は婚活の成功率が低くなることはおわかりいただけたはずです。

それでも「年収の条件がどうしても下げられない」と思うのなら、ここからご紹介する婚活戦略を参考にしてみてください。

条件を「下げる」のではなく「広げる」

今の希望年収が厳しいとわかると、条件を「下げる」ことが必要と思うかもしれませんが、実は「広げる」と考えたほうが出会えるチャンスは広がるのです。

たとえば、「年収600万円の人」と条件を設定している場合は、600万円に該当する男性しか視野に入りません。

しかし、「年収500万円以上の人」と上限を広げれば、500万円の人と600万円の人、割合は低いですが700万円以上の男性も条件に当てはまります。

もしここで条件を下げてしまうと、年収500万円の人だけをターゲットにしてしまうので、結果的に結婚の可能性を狭めてしまうのです。

「下げる」と「広げる」は似ているようで可能性の広がり方が違いますから、ぜひ今からでも考えなおしてみてください。

自己分析を行い、自分の市場価値を知る

数少ない高年収の男性と結婚するには、「選ばれる女性」になる必要があります。

年収が多い男性は仕事ができる、きちんとした性格の男性が多いため、自分ができていることを女性にも求める傾向があるのです。

つまり、容姿に気をつかっていて、仕事や家事、育児をきちんとこなせる女性でないと選ばれにくいということ。

そのためにはまず自己分析を行い、自分の市場価値を知ることから始めましょう。

自己分析は「結婚に対する自分の希望を把握する」「希望を叶えるために自分は何をすべきか考える」「すべきことを実行した結果、自分の市場価値はどうなったのか考える」この3つの手順で行うのがおすすめです。

もし自分では上手く自己分析ができなければ、参考書を読んだり恋愛カウンセラーに相談してみたりすると良いでしょう。

価値観や人間性を重視する

たしかに結婚生活にお金は必要ですが、それだけが重要かと言えばそうではありません。

たとえばいくら高年収の男性でも、性格や価値観があわないと結婚生活は成り立たないでしょう。

幸せな結婚生活を手に入れたいのなら、年収だけにこだわらず「価値観」や「人間性」も重視してください。

相手の中身を見るよう心がけていくと、年収への強いこだわりも少しずつなくなっていくはずです。

世帯年収で考える

共働きでも良いと考えているなら、世帯年収で考えてみるのも一つの方法です。

もし年収500万円では不安なので、600万円以上の男性と結婚したいと考えていたとしましょう。

自分の年収が300万円だったとすると、年収500万円の男性でも世帯年収で考えれば800万円です。

専業主婦にこだわっていなければ、年収800万円あれば十分ではないでしょうか?

男性1人の年収ではなく世帯年収をベースにすると、男性の年収へのこだわりがなくなる場合もあるので参考にしてください。

婚活女性が男性の年収以外に見るべきポイントは?

婚活をしていると、相手のプロフィールに書かれたデータや数字(年収や年齢)がどうしても気になってしまいます。

しかし、結婚相手を選ぶ際には、実はお金以外にもっと大切なことがあるのです。

人間性:誠実であるか

男性を選ぶ際には、誠実さあるか否かが非常に大切。

特に、女性関係にだらしない人と結婚すると、浮気や不倫などの心配が常に絶えません。

結婚は、ただの恋愛とは異なり「浮気したら別れるからね!」と簡単に片づけられない部分があります。

あなたのことを、本当に心から大切にしてくれる男性であれば、多少収入が少なかったとしても、幸せな結婚生活を送れるはずですよ。

価値観:お互いの価値観を認め合える

結婚相手を探すとき、「価値観が合う人」「価値観が同じ人」を追い求めてしまう女性は結構います。

しかし、「いざ一緒に住んでみたら、価値観が全然違った」なんてことも珍しくありません。

それもそのはず。お相手の男性とあなたは、これまで全く違った環境で育ち、暮らしてきました。

触れてきたものも、経験してきたものも当然違います。

価値観がピッタリ合うなんてことは滅多にないのが現実です。

しかし、「お互いの価値観を認め合える」という関係性なら、結婚生活はうまくいく傾向があります。

相手のことを尊敬し合い、自分とは異なった考え方にもそっと寄り添えるような二人なら、この先の長い結婚生活を何十年も末永く幸せに暮らせるでしょう。

金銭感覚:お金の管理ができるか

収入がいくらあっても、金銭感覚がズレている男性とは共同生活をうまくやっていくことができません。

特に、パチンコやスロット、競馬などのギャンブルにハマっている人には注意が必要です。

必ずいつか生活が破綻してしまうでしょう。

しかし、たとえ収入が平均レベルでも「きちんとお金の管理ができる人」を選ぶようにすると、子供のための預貯金もできますし、ローンを組んでのマイホーム購入も夢ではありません。

最後に

婚活女性の多くは男性の年収を気にしているでしょうが、年収だけでなく価値観や人間性も幸せな結婚生活には欠かせないものです。

収入だけに目を向けるのではなく、男性の中身も見るようにすると、今よりもスムーズに婚活が進むでしょう。

年収500万円以上を手にしている男性の割合は非常に少なくなっています。

世帯年収で考えたり、条件の幅を広げたりすれば婚活の成功率は上がりますので、ぜひ参考にして素敵な結婚相手を見つけてください。

監修者情報

ゆーけー(水間雄紀)

ゆーけー(水間雄紀)

婚活、恋活、マッチングアプリのプロ。
32歳のときに婚活をはじめ、3ヶ月で相手を見つけ結婚。結婚相手はペアーズの元超人気会員。20種類以上のマッチングアプリを使いこなし、3ヶ月で30人以上の女性とデートした経験を持つ。ライターとしては婚活・恋活を専門分野とし、執筆数は400を超える。
1986年生まれ。和歌山県出身、大阪府在住。愛妻家。

婚活レコメンド編集部

本記事は婚活レコメンドを運営するつなぐマーケティング株式会社の編集部が企画・執筆を行っています。

シェア