40代女性の婚活市場での甘くない現実とは?40代からの婚活を成功させる8つの秘訣

対象:女性向け

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

更新日:/公開日:2018年12月21日

40代女性の婚活市場での甘くない現実

夏目かをる
この記事の監修者
夏目かをる
コラムニスト。2万人以上のワーキングウーマンの恋愛や婚活、結婚を取材、執筆。

結婚に焦りなんて感じなかったけど、あっという間に独身40代に突入し、親や自分も半ばあきらめモード…。

でも、今後もずっと一人なんだろうかと不安を感じてたりしてませんか?

または一度結婚したけど離婚してしまい、40代で再婚のために婚活を考えてる方もいるかもしれません。

総務省の国勢調査によると、2015年の女性の未婚率は25~29歳が61.3%、30~34歳が34.6%、35~39歳が23.9%でした。

この結果から、20代のときに未婚女性の約4割が結婚をしていますが、30代前半から30代後半にかけては3人に1人しか結婚できていないということがわかります。

年齢別未婚率の推移

引用元:未婚化の進行 – 内閣府

つまり、30歳を過ぎると結婚率が一気に下がるということが言えます。

35歳以上の出産は、「高齢出産」と定義されていることも大きいですし、やはり外見も年齢を感じ始める年頃というのも理由のひとつです。

独身で「結婚をしたい」と考えている男性の多くは、「子供が欲しい」「できるだけ若い女性を妻として迎えたい」という希望を持っているのです。

こういった厳しい現実から、実際に40代女性が婚活を開始すると様々な精神的ショックを受けることも少なくありません。

本気で結婚を考えているなら、きちんと現実と向き合って覚悟を決めて婚活をするのが結婚への道です。

40代女性の婚活市場での悲しい現実とは?うまくいかない6つの理由

まずは自分がどんな現実の中で婚活をしなくてはならないかを、一度しっかり確かめておきましょう。

40代に出会いは少ない

40代になると、周囲の知人や友人はほとんど結婚しており、家庭を持っています。

会うことすら難しくなり、異性を紹介してもらうなどほぼ不可能となります。

また、40代では職場で管理職に就いていることが多くなるので、夜遅くまで残業するなどほとんど時間がありません。

そのような状況であるため、婚活の難易度が上がってしまうのです。

若いライバルに勝てない

婚活は同年代だけでなく、20代、30代のライバルなどとも戦う必要があります。

やはり40代は若くないので、他のライバルから外見で負けてしまうことも当然あります。

経済力はあるかもしれませんが、子育てを考える世代からは年齢がネックとなり敬遠されることが多いです。

同年代、または年上男性を狙うならまだしも、20代、30代の異性を探すのは非常に難しいと思っていた方がいいです。

求める条件が高くなる

年齢を重ねれば重ねるほど、人は妥協できなくなるものです。

「これだけ婚活を遅らせたのだから、自分の理想とする相手に出会いたい…。」

そのような思いから、自分の条件では非常に厳しい相手を求めてしまうことがあります。

年齢的にも婚活で厳しいのに、さらに条件をあげてしまっては婚活が上手くいかなくなる可能性があります。

そのため、求める条件を高くするのではなく、条件を広げることで対象となる相手を多く見つけることが重要になります。

年齢で検索から除外

結婚相談所でも婚活アプリでも、女性を選ぶ条件の欄には「年代」の文字があります。

残念ながら男性が最初に検索するのは、20代がほとんどです。

でも、これはあなたが悪いのではなく、婚活女性には全員平等にある年齢の壁です。

それなら「40代でどう戦うか?」を考えていきましょう。

誇れるキャリアは男性へのプレッシャーになる

40代まで独身を貫き、あなたが頑張ってきた仕事も男性から見ればプレッシャーになる場合もあります。

婚活パーティやお見合いの場で、勢い余って仕事の価値観や熱意を話してしまった場合、聞いた男性は萎縮してしまうこともあります。

これまで積み上げてきたキャリアは立派なものですが、仕事が出来る女アピールは婚活の場ではほどほどにしておきましょうね。

あなたの「女性らしさ」は健在?

年齢とともに気にすべきは、「肌」「メイク」「ファッション」の女性らしさです。

40代は流行や派手さ、かわいさを求めるのではなく「清潔感」と「自分らしさ」を追求するのが良いでしょう。

肌やメイクにも自信が持てなければ、婚活でも自分に自信が持てません。

思いっきり笑いたいのにシワやメイクが気になって・・・ということがないように、日々のケアやエステなど美容にも気を遣うことが大切です。

40代婚活でよくある失敗パターンとは?3つの失敗事例

まずは、そんな40代女性が実際に婚活をしていく中で起きた「失敗例」をご紹介していきます。

考えすぎて身構えてしまい大失敗

最近、ニュースを観ていても「結婚詐欺」という言葉を目にすることが多くなりました。

そのせいもあり、婚活中にちょっと上手くいきそうな雰囲気の男性が現れてアプローチをされても「こんなにトントン拍子にいくなんて…何か裏があるのでは?」と相手を警戒し、まったく先に進めなくなる40代女性も少なくありません。

変に身構えてしまったせいで、結局フラれてしまうという悲しい結果を自分から招いてしまう40代女性。残念としかいいようがないですね。

焦って結論を急ぎ過ぎてしまい玉砕

こちらは逆に焦り過ぎて失敗した例です。

婚活パーティーで知り合った男性と会話をしていたら、意気投合!そのまま別の日に二人で会う約束までとりつけられてウキウキ状態。

でも「40代女性の婚活って厳しいって聞いていたし、この機会を逃したらもう次は無いかも!」と焦りすぎて、まだ初めて二人で会ったにも関わらず、相手の男性に対して即結論を迫る行動に出てしまいました。

結局「誰でもいいから結婚したいのかよ…」と言われてしまい、見事玉砕したパターンです。

理想が高すぎたと思い知らされて愕然

出産もしていないので、見た目はまわりの40歳よりも若く見える方、せめて同い年くらいの40~43歳くらいの男性と結婚したいと思い、結婚相談所のアドバイザーに条件を提示したところ、「その年齢の男性は子供が欲しい人がほとんどだから、厳しいわね。年齢の条件を50歳以上に変更して頑張ってみる方が確実よ!」と言われた瞬間に、自分の価値の低さを突き付けられ、愕然としたのと同時に、身の程知らずの自分に対する恥ずかしさを感じた、という女性もいます。

でも市場価値が低いといわれても、めげないこと。結婚相談所は年上を勧める傾向が大です。

子供が欲しいのなら、若い年下男性をターゲットを切り替えることで、出産のチャンスが増え、不妊治療なしに出産したというケースもあります。

40代女性が婚活を成功させるための秘訣8選

35歳以上の40代女性が婚活をする際には、とにかく「時間」が一番大切です。

特に「子供が欲しい」という願望が強い人は、すぐにでも行動開始!あれこれ試行錯誤しながら無駄に動いている余裕は全くありません。

1.頭脳戦で婚活に挑もう

40代女性が婚活する上で大切なのは、感情的にならないこと

冷静に条件を見直し、お相手と距離感を縮める際も、絶対に感情まかせで動いてはいけません。

そうしないと、あなたも「失敗例」にあったような後悔をすることになってしまいます。

「心で感じるな!頭で考えろ!」を座右の銘にして、頭脳戦で賢く婚活に挑みましょう。

また、40代女性はある程度の人生経験も豊かで、男性の力を借りなくても自分の力で生きる術を身につけています。

そういった「自立した女性」の姿を、婚活市場で出会った男性に見せるのは控えるようにした方が良いでしょう。

男性は基本的に「女性を守ってやりたい」という本能があります。

「一人でも問題なく生きていけるし!」という心の中の一面は、婚活中には絶対に出さないようにしましょう。

2.条件だけで結婚相手を探すのはやめよう

失敗例でも軽くご紹介しましたが、40代女性が婚活をするにあたって、条件を前面に出して結婚相手を探すのは危険です。

というのは、男性はいくつになっても若い女性を追い求める傾向にあるからです。

年齢はもちろんのこと、年収や職業、さらには学歴まで条件提示している40代女性が結構いますが、一旦それらは置いておきましょう。

まっさらな状態で男性と向き合いフィーリングが合ってから、気になる条件面を軽く確認する程度にとどめておいた方が賢明です。

40代女性が条件から入ると、なかなかマッチングが上手くいかないケースが多々ありますので、気を付けましょうね。

3.期限を決めて真剣になる

「なかなかいい人が見つからない・・・」と気づけば40代を迎えてしまった人にオススメなのは、結婚のゴールを先に決めてしまうことです。

「今年中に出会った人の中から結婚相手を探す」など、期限を優先に婚活をしていくことです。

それによって、自分の婚活に対する熱心さも変わりますし、色んな条件を気にして悩むことも少なくなります。

いくら結婚前に色々悩んだところで、結婚すれば男性も変わるもの。

それに一生頑張っても世界中の男性の中から選びぬくことは不可能ですしね。

あなたの今できる範囲で、運命の人を探してみるのはいかがでしょうか。

4.婚活パーティの場で出会おうとしない

年齢が気になるのなら、大人数のパーティは控えましょう。

それよりも1対1で結婚意識の高い相手とのお見合いをするか、職場や習い事など今すでに知り合いになっている人へのアプローチも一つの手。

たくさんの中から選ばれるより、自分の勝てる場所で勝負するのがコツですよ。

実際に「お互い40になっても相手がいなかったら結婚しよう」と、昔から知り合いだった男性との約束が実現した40代女性もいます。

学生時代の同級生や知り合いも選択肢のひとつかもしれませんね。

5.バツイチや子持ちなら理解者を探す

40代女性の中には再婚相手を探している方や、子持ちなのが気がかりといった方もいるでしょう。

そんな方は、同じような境遇の方を探すのも一つです。

ごくたまに、結婚が決まるまでバツの数や子どもを隠していたという方もいらっしゃるのですが、それは相手に対して失礼なこと。

きちんとあなたの状況を理解してくれる人を見つけましょう。

婚活パーティの中でもバツイチ・再婚者に限るといった制限をしているパーティを実施しているところがあり、そこで結婚相手を見つけた女性もいましたよ。

6.自分を客観視する

婚活に成功するには、自分を客観視することが重要になります。

外見、性格、仕事、価値観など自分のことを見つめ直します。

その後どんな人がいいのかを条件として考え、希望条件に合って自分が受け入れてもらいやすい出会いを見つけるのです。

7.求める条件を広げる

「妥協したくない」という気持ちが強い40代の人も多いですが、妥協ではなく許せる条件をあげてみましょう。

自分にも欠点があるはずなのに、相手に求める条件が高すぎるのはナンセンスです。

許せる条件を広げれば対象となる相手も多くなるので、許せる条件と許せない条件を考えて、紙に書き出しておきましょう。

そうしておけば、相手を選ぶ時にも役立ちますし、婚活の軸がぶれることがなくなります。

8.結婚に直結した婚活サービスを利用する

40代はあまり時間が残されていないので、恋愛から発展するような出会いではないものをおすすめします。

結婚相談所や婚活パーティーなどある程度結婚を意識するものに参加するようにしてください。

そうすれば結婚をあまり考えていない人を避けることもできますし、成婚までの時間をなるべく短くすることができます。

最後に|40代からでも結婚はできる

最後に、厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、男性から見た40代女性の「価値」は正直、どんどん落ちていきます。

「価値」というのは、男性にとって自分の子孫を残してもらう可能性のことです。

40代での婚活は非常に厳しい戦いになると覚悟しておいてください。

でも落ち込むことはありません。

40歳を過ぎたら、出産を気にしない婚活をすればいいのです。

繰り返しますが、子供がいる家庭が欲しいというなら、婚活に対する多くの不安もあるかもしれませんが、迷っている時間はありません。

婚活する場所や、出会う人を変えてみることでまた新しい結婚のきっかけに出会えるかもしれません。

夏目かをる
夏目かをる

「40代女性の婚活」とひとくくりで考察するのは、難しいものです。30代の40代女性と、40歳を超えた40代女性とでは、異なります。

また子供がいる家庭が欲しい人と、子供を望めないかもしれないがパートナーが欲しいという人も、結婚の意味が全く違ってきます。

「子供が欲しい」という人は、アラサー以上に、とにかくなりふり構わず、結婚相談所やアプリ婚活、婚活パーティーに合コン、友人知人先輩の紹介、さらに同窓会でも再会などなど、ありとあらゆる方法で探し抜くことです。

前述のように、年下男性をパートナーに選んで、出産した40代女性もいますから、これまで年下を想定していなかった女性も、候補の中に入れてみてはいかがでしょう。

でもいつでも全力投球というのは精神的にもキツいので、自分で「○歳までに結婚する」と期限を決めておきましょう。そうすれば楽になります。

もし残念なことに期限が過ぎてしまった場合、子供がいる人生をさらに望むのか、それとも別の人生を歩むのかを、もう一度考えてみてください。

生殖医療の発達によって、卵子の凍結も可能になりました。子供がいる人生、いない人生を一人で背負い込まずに、科学の力を借りることも可能です。

またこれまで子供が欲しいから、「子供がいない人生」を選択したある女性は、婚活の重圧から解放されて、自由に恋愛できたり、パートナーではないけどボーイフレンドができたなど、付き合いの幅が広がったという新たな局面を迎えたということもあります。

それでも「結婚」したいのなら、40歳以上から入会できる朝日新聞社の「Meeting Terrace」がお勧めです。

結婚相談所のような縛りがなく、仲人もいません。イベントやパーティーでピンときた人とフランクに交際できます。入会金はリーズナブル、成婚代も無料です。

婚活の現場で「市場価値がない」と言われて凹んでしまうこともありますが、でもこれまで培ってきた人生があります。

大人の女性として、自信を持って、パートナーを探してくださいね。

監修者情報

夏目かをる

夏目かをる

コラムニスト、小説家、ライター。 秋田県出身。立教大大学文学部日本文学科卒業、出版社勤務の後に、フリーのライターや編集に。 2万人以上のワーキングウーマンの恋愛や婚活、結婚を取材、執筆。

婚活レコメンド編集部

本記事は婚活レコメンドを運営するつなぐマーケティング株式会社の編集部が企画・執筆を行っています。

シェア